Far East ~大陸に向かって~

温かな眠りが 途切れた夜は決まって
荒んだ背景に 怯えて丸くなる

いつも同じ旋律の安らかな歌声が
永遠に続くものだと信じながら 瞳を閉じた

凍える暁に 小さな手を引きながら
凛として歩く 母親の背中越しに

ぼんやり透けて見えた 切実な現状と
唇を噛み締めて 耐えるだけの無力さと

広い海の向こう側では 見たことも無い幸せが
受け入れてくれるものだと信じながら 瞳を閉じた

ここから見えるはずのない 大陸に向かって
やがて巡り逢えるはずの 貴方を求めている

ここから見えるはずのない 大陸に向かって
やがて巡り逢えるはずの 貴方を求めている

絶え間無く変わり続ける この世界の中で
辿り着けるかも知らずに 貴方を求めている

ここから見えるはずのない 大陸に向かって
やがて巡り逢えるはずの 貴方を求めている
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