懐旧の庭園

古びた写真(フォトグラフ)
刻まれた 貴方の記憶
金木犀の香り 包まれ
時間(とき)の庭園(にわ)

遠のいては 引き寄せられて
想出(かこ)を巡る夢(たび)の途中
懐かしんで 触れてしまえば
色褪せる事は無く

愛したいと願うも
赦(ゆる)されぬまま 焦がれ続けて
喜び悲しみ 全てを
何時(いつ)しか受け入れては
引き裂かれる 運命(さだめ)に触れて
壊れそうな肩は 縋(すが)るように
契(むす)ばれし日に 寄り添って

閉ざされた時間(とき)の欠片 脈を打つ
秘められし恋心に 酔いしれては

手繰り寄せて 追想の果て
失くさぬように 触れたままで
あの日の風景(ゆめ) 漂いながら
色褪せる事は無く

愛し方も知らずに
溺れるように 焦がれ続けた
喜び悲しみ 全てを
何時(いつ)しか受け入れては
引き裂かれる 運命(さだめ)と共に
零れそうな愛を 胸に抱いて
過ぎ去りし日に 寄り添って
×