遥か彼方のあなたへ

星を見あげる余裕なんて
もう、とうの昔になくして
生きることを義務化して
嘘をついて誤魔化した

まるでぼくは砂上の旅人
何もない世界と
決めつけて下を向いた

きみがいない
きみがいない
きみがいない
と泣きました

その涙が海になって
乾いた帽子船にして
きみを探しにこぎだした
この世界にいると
決めつけて

遥か彼方のあなたへ
ぼくをひとりにしないで
きみは大丈夫だとしても
ぼくはきみが

遠い 遠い街
遠い 遠い国
遠い 遠い星
でもきみを探しにいくよ

辻褄合わせの生き方は
昨日の涙と一緒に流して
ぼくらひとり歩いてく
見上げた星を証にして
少しくらい悲しい方がいい
少しくらい寂しい方がいい
青くゆれる炎の方が暖められるから

遥か彼方のあなたへ
ぼくをひとりにしないで
きみは大丈夫だとしても
ぼくはきみが

遠い 遠い街
遠い 遠い国
遠い 遠い星
でもきみを探しにいくよ
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