瞬間

散らかった部屋の中立ち込めた煙と
鋭いその視線が愛しくて

こんなにも当たり前な風景も変わってしまうから
怖かった

過ぎてゆく時間に終わりが来ること
理解って居たのに愛してしまった

自分の理想を求めては
身勝手だった愛 押し付け苦しめた

今 さよならを口にした瞬間感じてしまった
こんなにも大反れた夢を描いた故の痛みを
もう我儘は言わないから 変わらず其処に居て

突然な私の決断も
貴方は本音さえ口にせず 簡単に背を押した

「もう戻ることは無いでしょう・・・」

今 さよならを口にした瞬間感じてしまった
現実の代償に貴方愛した故の痛みも
抱えると約束するから 其処で見て居てね

忘れない・・・
×