雨音

雨の降る街に 広がる傘の海
カフェのガラス越しに 見つけた君の横顔

今日がくれた偶然 色付き出す街並み

絶対君を 見失いたくない
気がついたら 駆け出してたんだ

雨上がりの午後 たたみ忘れた傘
肩が触れる距離で このまま歩きたいのさ

きっと言葉にすれば はじけてしまいそうで

夢の中へ 消えていかないで
胸の奥で 繰り返したんだ

夢の中へ 消えていかないで
君に伝えたい 言葉があるから

ずっと 「君を好き」 と言いかけて
揺れた唇 虹のかかる空
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