サヨナラは雪のあとで

手の届く距離はもっと 近いかと思ってた
サヨナラはセリフのように 君と上手く話せない
進む時間も見慣れた景色も 変わる未来があるってこと
あと少し、もう少しと怖がっていたの

だんだん冬が彩り そして僕らはその手の冷たさを
比べたりして子供みたいだけど
ゆっくり一歩踏み出す君を ここで抱きしめなければ きっと
友達以上にはなれない気がしたんだ

脇役の僕はもっと 強いかと思ってた
これじゃ難解なジェンガに 手を掛けた気分さ
壊したくない、けれど進みたい 駆け引きなんて柄でもなく
一つ一つ積み重ねた くすぶる想いを

どんどん恋が色付き 君と何度も歩いたこの街の
煌めきをただ見つめていたけれど
ずっと消えない僕の答えを 今の気持ちを真っ直ぐ言うよ
降り始めた雪の話に変わる前に

あの日の僕には それが恋と言えない
変わっていくのは普通のこと
ただ毎年焦るように冬がきて あっと言う間に過ぎていくけど
この雪に触れる度に君の事を思い出すよ

バイバイ これはいつかの消えることないストーリー
何度でも繰り返し観たエンドロールの中
ゆっくり一歩踏み出す君を ここで抱きしめなければ きっと
友達以上にはなれない気がしたんだ
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