竜のごとく

ここをどこぞと 思うちょる
若松港ぞ 洞海湾(どうかいわん)ぞ
男なりゃこそ あずけたさだめ
節は曲げない 節目はつける
竜のごとくに 叫ぶ胸

義理も情けも この腕で
きっちり掴(つか)んで 歩いてみせる
けじめない世は おいらは好かん
闇が深けりゃ 夜明けが近い
花は女の 肌に咲く

波が牙(きば)むく 玄海(げんかい)で
弱音を吐くよじゃ まだまだ青い
照る日曇る日 嵐もあろう
退(ど)きゃれ 離(はな)しゃれ 夢までわずか
駆ける男の 心意気
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