揺れる春

丸く弧を描く 光の輪をなぞって
まだ見ぬ憧れ 煌めきながら笑ってた

何処かで誰かから 呼ばれた気がしたんだ
つま先浮かせて 水色の風遊んでる

瞼をそっと撫でる 眩しく包む木洩れ陽が
散らばった想い出を 抱き寄せ君へと届くよ

真っ青な空目指し 駆け出した君の叫びは
これからを映し出すような 真っ白なキャンバス
どんなに心が揺れ動いて 進むことが出来なくても
高鳴る鼓動その先で 明日が待ってる

睫毛に触れたのは 昨日の自分の欠片
転んでも良いんだと この世界は微笑んだ

「春の香り揺れてる」 ポツリと君が呟くと
掴みきれず開いた 手のひらを夢が溢れる

少し背の高い空 明日へ近づいていけたら
もつれた糸解いて 自分らしさが生まれていく 必ず

真っ青な空目指し 駆け出した君の叫びは
これからを映し出すような 真っ白なキャンバス
どんなに心が揺れ動いて 進むことが出来なくても
高鳴る鼓動その先で 明日が待ってる
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