nothing

気付けば 何も無い道で
足をとられ転ぶ僕がいる
誰かの そして自分の為に
泣き笑う事も忘れて
わがままに 傷付いてる
なんて喚いては
君は独りじゃ無いなんて
言ってたね
あの詩が聴こえないよ
悲しみも さみしさも
喜びも 憎しみも
君に届くように
メロディを探してた
だからもう君はいない
やっと見つけたものは
君が隠してた
降りしきるこの雨さ

この背中に羽があるなら
小さくとも
びしょ濡れのままで
あの雲を越えるのに
言い訳も 弱さも
少しの優しさも
君に届くように
メロディを探してた
そして もう君はいない
やっと見つけたものは
君が選んだ
孤独の高い空
羽ばたけぬこの僕は
失いながら
自分の影踏みしめて
何も無いこの道で
誰もいないこの場所で
バカみたいだけど
もう一度転んでみる
もう一度笑えたなら
おかしくて 泣けるまで…
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