0314

春の日が落とす影が
小さくふたり分揺れていた
君は僕にそっと 想いを預けて
恥ずかしげに笑ってた

あの人見つめてる僕に
気づいているから 冗談っぽく
君の優しさが 傷にしみてきて
思わず胸を押さえた

君に恋して ただうなずいて
それだけで届く幸せ
だけどどうして 心はどうして
うまくいかなくて

桜色に染まる僕の顔を
どんな顔で見つめていたんだろう
ずっと満たされない
でも消えてくれない
じりじり渇いて枯れるだけ

桜色に染まる君の顔を 
きっと何年後も思い出す
溢れ出した切なさ 
僕にうつる寂しさ
ずっと忘れられないよ

昔からいつだってこうだよ
ほしいのは掴めないものばかり
ああ 似合わない服や人に
焦がれてはいつも泣いてた

どうせ僕も 叶わぬ恋だろう
諦められたら幸せ
だけどどうして 心はどうして
うまくいかなくて
桜色に染まる君の顔を
きっと何年後も思い出す
溢れ出した切なさ 僕にうつる寂しさ
ずっと忘れられないよ

季節の隅 隠れて
儚く散る 片思い
どうして黙ってるんだろう
熱くなった目で 見つめられたって
冷めてる鼓動が 悲しくて

桜色に染まる君の顔を
きっと何年後も思い出す
溢れ出した切なさ 僕にうつる寂しさ
ずっと忘れられないよ

季節の隅 隠れて
儚く散る 片思い
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