ワインナイト

出逢いを茶化すように
流れるわ あのフランシス・レイ

タイをゆるめて話す
懐しさ 変わらずにいるから

グラスをあたためる
その指のリングを抜いて

ふたりワインカラーに踊りながら
燃える囁きで縛られて
寒い心 色づいたら
涙尽きるまで 眠れなくなるのに

“まだ独りかい”なんて
聞かないで この店出る前に

消し忘れた煙草の
火のような やさしさでいいから

舗道で 手を振るまで
恋人を演じて見せて

今夜 ワインカラーに燃え尽きたら
想い出はすべて死ぬでしょう

甘い吐息 一瞬(ひととき)でも
あなたと生きてた あの頃に戻って

ふたりワインカラーに踊りながら
燃える囁きで縛られて
寒い心 色づいたら
涙尽きるまで 眠れなくなるのに
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