いのち坂

歩くそばから きらりと光る
いつか二人の 足跡も
辛さこらえて いたわって
幸せそこから 見えてくる
相身互いの いのち坂

才はなくとも 情けがあれば
交わすぬくもり あたたかい
苦労七坂 近道が
あるわけないさと 云うあんた
浮世善哉 泣き笑い

人は身の丈 背伸びをせずに
生きていたなら 春はくる
志をつらぬく その心
一途なあんたが またいいね
相身互いの いのち坂
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