aquarium

まるで無重力 夜が宙に浮かぶ

私の心は 水槽のような
静けさの中を泳ぐ

水面の向こうに 焦がれているのよ
吐き出す泡 踊りだす

逆さまの空
滲んだ月明かり

ゆらり
濃紺のカーテンを
上昇していくような気持ち
あと少し もう少しと
手を伸ばす
満たされてく
導かれてく Ah

私の瞳は ビー玉のように
透明な色を纏うの

ガラスの向こうに 夜空を透かせば
光の粒 舞い上がる

柔らかな髪
始まりの波に揺れて

ふわり
隙間を埋めるように
思い切り水を掻いてみるの
その先へ もっと先へ
弧を描き
飛び出してく
放たれていく

濃紺のカーテンを
上昇していくような気持ち
あと少し もう少しと
手を伸ばす
満たされてく
導かれてく Ah

ほら (そこは新しい世界) 目覚めるわ

(触れた) 月が (月が) あまりに綺麗で
(何故か) 何故か (ほろり) 涙が出る

(深く) 青く (響く) 澄んだ 空高く
(行こう) 行こう (次の) 私へと

(触れた) 月が (月が) あまりに優しく
(何故か) 何故か (ほろり) 涙が出る

(深く) 青く (響く) 澄んだ 空高く
(行こう) 次の私へ
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