1125-0719

響いてく帰れないあの嘘
拭えない底の雨さえ
失った声の先は
続かなくてももういいの

早すぎるわまだ今じゃなくても
もう少し遠く行けたはずだろう
遅すぎるわもう
RIPで片付けられる
陳腐なもの
自ら灯火を消していては
そこに行けないなどと
信じせざるを得ないな
永遠や明けない夜

響いてく帰れないあの嘘
拭えない底の雨さえ
失った声の先は
続かなくてもう良いの

中は止めるねと
唯一の拒絶の言葉は
外に出ることなく消えた
失うことへの恐怖より
変わることへの恐怖がでかすぎる
自己防衛の為の嘘が
【とても幸せ】だけと気付いても
殺すことでしか結ばれそうもない

響いてく帰れないあの嘘
拭えない底の雨さえ
失った夢の先は
続いててももういいよ
失くしたい遠く消えた歌声
マイナスに溶けてく光
初めて見る君の胸は
動かなくても綺麗ね
×