死守

もしも荒れ狂う濁流の川に
君が飲み込まれてしまったら
もしも崩れ落ちる高層ビルに
君が取り残されてしまったら

思い描く未来の中に
そんな悲劇などないはずなのに
締めつけられる胸が痛くて
夜も眠れず叫びそうになるよ

君が生きてる ただそれだけで
僕も生き続けたいと思えるよ
灯火に似た 幸せひとつ
溢れる涙で消えないように
他に行く当てのない この手伸ばして
君のことを守りたい

君の世界を遮るもの
ひとつずつ倒していける人でありたい
泥にまみれた僕をみて
「バカだね」って笑われてる
そんな日々がいい

届かなくても伝え続けよう
この命のような大切な人

君が生きてる ただそれだけで
僕も生き続けたいと思えるよ
灯火に似た 幸せひとつ
溢れる涙で消えないように
他に行く当てのない この手伸ばして
君のことを守りたい

君のことを守りたい

もしも穏やかな夕暮れの河川敷
君がふいに立ち止まっていたら
僕はその隣で何も語らずに
同じ景色を眺めていよう
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