夫婦遙々

ひと山越えりゃ また山の
苦労の峠を 越えてきた
夫婦遙々(めおとようよう) 夫婦遙々 四十と余年
頬にこぼれた 一粒の
嬉し涙が 宝物

「おまえ」と呼べば 「はい」と言う
変わらぬ笑顔の ありがたさ
夫婦遙々 夫婦遙々 結んだ縁(えにし)
二つ違いの 姉女房(あね)さんに
背中押されて 今日がある

こいつが俺の 恋女房
今なら言えるさ 照れもせず
夫婦遙々 夫婦遙々 はるかな旅路
煮ても食えない 俺だけど
どうか頼むな よろしくな
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