深谷宿ひとり旅

赤城おろしが のれんを揺らし
酒場(みせ)に灯りが ともります
旅のつかれを 癒してくれる
女将(おかみ)の笑顔に 誘われて
深谷宿 情け町
一夜泊りが 又 延びる

清く流れる 大利根川は
故郷(くに)とつながる きずな川
春になったら 城跡あたり
桜もきれいに 咲くだろう
深谷宿 縁(えにし)町
夢の途中か 影法師

昭和時代の 面影写す
古い町並み 恋シネマ
造り酒屋の 煙突見上げ
雨の気配か 鉛雲
深谷宿 名残り町
明日は越後か 信濃路か
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