時のひとひら

朝日にひざ枕 香る幸せ
いつもと同じ景色眺めて 温もりをたどる

窓辺を過ぎて行く 風が囁く
明日もこうして あなたのそばにいられます様に

出来るだけ永い時間と 笑顔で埋めた日々と重ねて

儚い命 出会えた事を 仰いだ空の果てに
今 “ありがとう” その胸に書き残す
今宵咲く月をまたひとつなくして

花びら舞うたびに 落ちるセピアは
萎れる事 淡い眩しさに照らされる事も

優しく弧を描く 包む湖
浮かぶ波紋に愛しい音がして
柔らかく響く

明日もそばにいて欲しい
願う心が雫に溶ける

儚い命 出会えた事を仰いだ空の果てに
もう少しだけ あと少しでいいから
今宵咲く月をもう少し見させて

もしもすぐに枯れても泣かないで
約束をしてください微笑むと

儚い命 出会えた事を仰いだ空の果てに
今 “ありがとう” その胸に書き残す
今宵咲く月をまたひとつなくして
×