Enchante

君は風と同じ その心がどこへ向かうのか
僕の帽子を吹き飛ばす様に
追いつけやしない速さでめぐる

正しさは要らない 時に嵐の中で迷うけど
そのまま遠くへ飛んでゆけ
止められやしないのなら それすら 抱き締めるよ

繋いだ手と手を 一度 離してしまえば
その瞬間に 強く荒ぶ君の世界と
まるで操縦不能の心

まばたきひとつから 次の自分は
どんな景色を見ようか
君もまだ知らない未来の中へ
何度だって初めましてをするよ

僕も君と同じ この心がどこへ向かうのか
散らかった部屋 開けっ放しの窓
カーテンが揺れる度に眩しかった世界

自分らしさなんて 大事にしたって
何を選ぶも自分だ 風に吹き飛ばされてゆけばいい
どこに居たって 僕らでしかないから

迷いたくなくて立ち止まる
ひとりが怖くてしがみ付く
まるで僕らを試すように
変わる世界に置き去りにされる前に
今 空に飛び込んでゆく僕ら

繋いだ手と手を 一度 離してしまった
その瞬間から またお互いに手を伸ばすみたいに
世界にときめいていたいよ

正しくなくたっていい
心のままの君と空に落ちたい
僕らまだ知らない未来の中で
何度だって初めましてをするよ
重なり合ってゆくよ
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