TOY BOX STORY

キミがいないだけの素晴らしい世界で
キミがいないだけの物語は続いて
いつもの空の色 季節も自動で変わる
テレビでは耳慣れない国のニュース

何も変わらない キミがいないだけで

どこにいてもすぐに僕を見つけた
キレイでまっすぐな眼差しで
玩具箱みたいに きらきら輝いて
無邪気に笑うキミが大好きだった

僕の知らなかったキミの涙とか
僕の知らなかったキミの傷跡や
抱きしめられなかった キミの弱さとか
役立たずの言葉 キミをすり抜けた

意気地のない僕は 途方にくれるだけで

ずっと夢を見てる キミの隣で
つないだ手はぎゅっと離さないで
観覧車みたいに ぐるぐる転がって
無邪気に笑う日々が続くふりをした

あの日と同じ色で街を染める夕暮れ
あの日と同じ音で街に響く列車

何も変わらない キミがいないだけで

どこにいてもすぐに僕を見つけた
キレイでまっすぐな眼差しで

ずっと夢を見てる キミの隣で
つないだ手はぎゅっと離さないで

玩具箱みたいに きらきら輝いて
無邪気に笑うキミはどこにもいない

大好きだった
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