Trauma

流星が 輝いている
閃光が 近づいている
眼球を 貫いたまま 爆ぜる、爆ぜる、爆ぜる

刹那に
数万度を超えた 温度で
光速を超えた 速度で
一瞬を焼き付けていく 風、風、風

溶け落ちる
低く迫った 天井
宙空を這っていく シナジー

酩酊 瞬間に吹き抜ける
濁った風、風

浮かんだ涙は 幻想
ただの残光

声をあげて 急降下していく 星が
音を薙いで 爆ぜる、爆ぜる

フラッシュバックしたら 君も
胡乱な顔した 誰かも

湿った景色も きっと
蒸発して 白けるから


逆光が 瞬いている
原色に 煌めいている
脳髄に 張り付いては 砕ける、砕ける
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