ATOKATA

寂しさは 忙しさには まぎれない
足音の気配は ただの勘違い
こころが現実に ついて行けてない
君を うしなってから

約束ひとつも 出来ない 弱さを
上手な言い訳 並べて ぼかした
君だけは 理解してくれてるって
こころのどこかで タカをくくってたんだ

わすれたいよ つぶやくたび
あざやかになる 君のアトカタ
うそつきだね あの日君は
たしかに 「また明日」 そう言って 笑ったんだ
笑ったんだ…

ささいな 諍いのあとの 泣き顔
眠るまで 抱きしめた夜の 体温
ぬぐいきれない 不安な 毎日を
寄り添いながら やりすごしてたね

ありふれてる 町の景色に
君が残した かなしいアトカタ
なにもかもに 君を思うよ
この道に この雨に 左手に 指先に

もしも時が 戻せるなら
出来ないこと なにもないよ
もとに戻して あの日のように
もう一度 「また明日」 そう言って 笑ってくれよ
笑ってくれよ…
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