顔という臓器

私の人生の責任もとるつもりもないのに
呪いの言葉ばっか
いつもどうも本当ありがとね

あなたが思うよりもずっと
私は私をやってるの
今も私を苦しめる過去と戦って
何が悪い?

私変えたいの
本当ぜんぶ、ぜんぶよ
この声も内臓や
生きる速度さえも

私ちょっと変なの
きっと死ぬまでね
わからないで、それでいいの
この顔は
私が生んだ本当の私なの

何かが変わるとき
どっか遠く逃げたくなんのに

どんな痛みよりこのままの
時間が続くのが怖くて
不安も後悔も抱えた夜を
何度も越えてきたの

私知りたいの
血反吐吐いたあとに
咲いた花が
この世界どう彩るかを

「もらった身体なのに」
言うことそれだけ?
誰かの足を引っ張っても
君は君のまんま、ショボく生きな

ざまあみろ!

なるべく自分を葬って
今日をどんな風にやり過ごそう
そんな毎日を重ねて
歳をとるなんて悲しいわ



私みてみたいの
どんな地獄だって
無下にせずこの脳にぜんぶ
刻み込んで

生きたその先で
どんな夢を愛し
笑ったり泣いたりしていくかを

この顔でやりたいの
悪意だって餌にして
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