海を征く歌

君よ別れを 言うまいぞ
口にはすまい 生き死にを
遠い海征く ますらおが
なんで涙を 見せようぞ

熱い血潮を 大君に
捧げて逸る この胸を
がんと叩いて 盃に
くだいて飲もう あの月を

僕は遙かな つんどらの
北斗の空を 振わすぞ
君はむらがる 敵艦を
南十字の 下に撃て

誓い誓って 征くからは
きっと手柄を たてようぞ
万里の雲に うそぶけば
波は散る散る 雪の華
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