母子道

ゆびわをはずして 三年目
涙かれて 湯の町へ
もどりたいけど もどれない
いとしい我が子が 恋しくて
あ… あ… 会いたいね
枕をだけば 想い出す
今夜見るゆめ 息子の笑顔

手鏡かなしい 夜の顔
なれぬお酌に グラスも泣いて
にがいお酒に むなしさこらえ
今のあたしが 生きるため
あ… あ… 淋しいね
ネオンもきえて もらい泣き
今夜見るゆめ 娘の笑顔

ふるさとこいしや なつかしや
梅の香りも 三分咲
何にも知らずに まってる我が子
わびる母の手 いばら道
あ… あ… せつないね
死ぬも生きるも ゆめ一つ
肩よせ合って くらそうね
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