あてのない待ちぼうけ

オシャレする 気にもなれない
間伸びした 週末は
二度と来る はずのない
あなたのTel 待ってる

恋人で いた頃だって
こんなには 待てなかった
私には 出来すぎた
けなげな ひとり遊び

見えない 何かに
縛られないで
あなたも 私も
自由だったわ…

この部屋に 残ったものは
ジュータンの 焼けコゲと
結末のない恋が
ため息を つくるだけ

雨音をはじく
タイヤの音が
ベランダの下で
鳴りやむ そのたび

水色の BMWかどうか
確かめる クセだけは
今もまだ 治らずに
ハダシで 立ちすくむの………
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