迷酔鳥

別れの寒さに 行(ゆ)き暮れて
ホロホロ呑む酒 はぐれ酒
あいつのことなど 呼ばないで
そっちへ行ってよ ねえ未練
独り…とまり木 迷酔鳥

わかれてよかった 筈なのに
離れて気付いた 男(ひと)ごころ
どうして今更 もどれるの
こまらせないでよ ねえ未練
吐息…とまり木 迷酔鳥

左の小指の その隣(とな)り
想い出ばかりが 泣きじゃくる
そろそろ私も 笑わなきゃ
おさらばしましょう ねえ未練
夜明け…とまり木 迷酔鳥
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