海のキャトル・セゾン

海の香り あなたの胸
けれど肩にまわす腕 異国の風
ぬすみ見る横顔は
あの日のぬれた砂の海鳥

海を渡るならば 私には告げないで
きっと船の跡 追いかけてゆく
わかるの あなたを愛してるから

書かなくなった Short Love Story
海に捨てようと波打際

巡るキャトル・セゾン 時はやさしく
戻らぬ人の名を 海鳴りにする
あなたを奪った はるかな海

季節が移るこの時季に
潮騒がいちばん遠くなる

海のキャトル・セゾン 夕陽が落ちてく
静かなホライズン 涙でかすむ
今でもあなたを愛してるから
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