なみだの栞

あなたに逢いたくて
おぼろ月の夜に
天国の窓を そっと抜け出した

ああ 空をゆく雲の船 わたしを乗せて
ああ あなたのもとへ ねぇ連れてって
夢で 抱きしめて
夢で 抱きしめて

こころの傷あとは
過ぎた日々の手紙
消さないで それは 生きたあかしです

ああ 哀しみはいとしさに 姿を変えて
ああ あなたを今も そう愛してる
どうか 泣かないで
どうか 泣かないで

あなたが眠ってる
それを見てるだけで
こんなにも胸は 深く満たされる

ああ 読みかけの本に置く なみだの栞
ああ 逢いにきたこと ねぇ気がついて
いつも そばにいる
いつも そばにいる
いつも そばにいる
ずっと そばにいる
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