黒い太陽

留まって発達中の真っ黒雲に
抗って戦闘中の俺の午後は
傷も露わに前進する
怒り露わに前進すれば

また風は止む
またヤツが来る
また風は止む
血を吐く様な三十三℃

黒い太陽 焼き付く感傷
街は陽炎 黒く雪は降り積むばかり

ひっ絡まってもんどり打って転げ廻って
突風三秒、猛り狂って花が散るんだ
神の非力 驢馬の背中
手を拱いて呆けた面

また風は止む
またヤツが来る
また風は止む
皮膚を抉る三十三℃

黒い太陽 焼き付く感傷
街は陽炎 黒く雪は降り積むばかり

嗅覚神経人格
×