たずね鳥

女の愛の 青空に
男はいつか 飛び飽きる
傘も持たずに この部屋に
ぬけがら背広を 置いたまま
どこ どこに行ったの 貴方
私 迷い子 たずね鳥

私の胸の 止まり木は
貴方にとって 狭すぎた
薄い水割り 飲みながら
甘えた想い出 離れない
どこ どこに消えたの 恋は
私 面影 たずね鳥

一つの愛に 帰るため
男は旅を するという
雨が止まない この都会(まち)で
心の朝焼け 待ちながら
どこ どこにあるのよ 夢は
私 幸せ たずね鳥
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