あの海

夢の続きが見たくてうっすら目を開けてた
天井が透けてみえる
それを受け入れてもいいかな
この体 めぐる血がいつか川になり海に注ぎ
いつか雨になり君の体に染みこんでく

微かに漏れた陽に当ててあげる
それだけでまた葉を伸ばしてゆける
確かに君といたあの海で
繋がる目と目
誰かに気づかれる前に
指切りしよう

ただ生きて行くことを
この海と風に悟られぬよう
身を任せて一番綺麗な貴方でいて

もしも手に余るなら
忘れた頃に届けよう
老いてゆき思い出は
ちゃんと彩られるから

確かにここにいただろ
ただ生きて行くことを
この海と風に悟られぬよう
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