組曲噫無情

<嘆きの舞姫(バレリーナ)>

流れ流れて地の果てよ
舞踏酒場の片隅で
ピンクのガーター色っぽく
踊る瞳に涙あり
ピンクのガーター色っぽく
語る昔に涙あり

風は何処から吹くのやら
あなた訪ねて三千里
南十字の星さん
わたしの瞳をぬらさずに
南十字の星さん
わたしのあしたに輝いて
見よ嘆きの舞姫
踊る姿も、ああ哀し

夢はめぐりて幾星霜
ダンスガールの悲しさよ
それでもあなたにめぐり逢い
星のワルツを踊ります
銀のシューズで踊ります


<イカリの水夫>

おいらはマドロス
船乗りポパイだぞ
ここいら波止場で
寝過ごしちゃあいられない
それでももう鳥渡
君といたいかな
いややっぱりお名残り
惜しいが いざさらば
オーロラまくらに君の夢をみよ

それではいとおしのひと
またいつか
マドロスなんかにゃ
惚れちゃいけないよ
森羅万象酔生
ああ夢情
ああ無情
オーロラまくらに
君の夢

それではいとおしのひと
またいつか
マドロスなんかにゃ
惚れちゃあいけないよ
羅針盤に聴いても
ああ無情
森羅万象酔生
ああ無情
ああ無情
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