朱い鳥

愛し過ぎるのは 罪ですか
罪と知りつつ すがる胸
吐息の花火が 爆(ぜ)るとき
女はひととき 永久(とわ)を見る
朱い鳥… 朱い鳥…
熱い血汐が 炎と燃えて
あなた恋しと 天に舞う
ひと夜を千夜と 闇に舞う

あなた追いかけて 渡る橋
橋が崩れて 目が覚める
夜明けがそこまで しのび寄る
骨まで折るほど 抱きしめて
朱い鳥… 朱い鳥…
いのち焦がして 炎と燃えて
姿一途に 凛と舞う
ひと夜を千夜と 冬に舞う

朱い鳥… 朱い鳥…
熱い血汐が 炎と燃えて
あなた恋しと 天に舞う
ひと夜を千夜と 闇に舞う
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