流星

流星 君の上
何気なく 探してた
光の破片 捕まえて
浮かべてみるだけ
過去と未来が触れる瞬間
夜がそっと溶け出して
願いが叶うなら どうか離れないで

プラネタリウム行きの夜行列車 眺めていよう
覚えた アルファベット順に 淋しさ 欲しがってるの

解き放たれた君は 満ち足りたスピードで
美しいアスリートのように跳ぶ
終わらないアプローズ ひとり空を見上げれば
光の雨が降り注ぐように

流星 君の上
何気なく 見つかった
掌の中 閉じ込めて
眺めてみるだけ
三日月が照らす夜は
架空の星座 見つけ出して
もう一度見せるから どうか忘れないで

現れては消える 真夜中の蜃気楼
ほんの少し見えたなら 先に行くよ
知らぬ間に過ぎた日 思い出を赦すように
煌めく音がしたのは空耳

流星 君の上
何気なく 探してた
光の破片 捕まえて
浮べてみるだけ
何もかも 赦された
あした世界が終わる日に
すべて救うような 光の雨が降る
×