ヨコハマブルース

肩に小雨が しみるこんな夜(よ)は
ひとり伊勢佐木 思い出たどる
好きと言って 抱きしめた
あんた信じて 夢見てた
なんで なんで なんでどうして
あんた あんた あんた あんた恋しい
ヨコハマブルース

ドアが開くたび あんた探す癖
ひとり元町 未練のグラス
せめて噂を 聞きたくて
夜風(かぜ)に尋ねて みるけれど
酔えば 酔えば 酔えばどうして
あんた あんた あんた あんた逢いたい
ヨコハマブルース

濡れた舗道に 映るネオンには
ひとり馬車道 面影にじむ
外国船(ふね)の灯りが 消えるよに
こんな別れが 来るなんて
なんで なんで なんでどうして
あんた あんた あんた あんた恋しい
ヨコハマブルース
×