ねる子よ育て

今日は一日どうだった
電話には必ず出てね
何を訊いてもこたえは
いつもおんなじ「忘れた」

君の歳のころなんて
一人でトイレ行くのも
怖くてドアを開けてた
留守番できてすごいね

豆電球
の灯の下
眠る君
はみ出た足
あれいつの
間にこんなに
背が伸びて
いたんだね

今度の休みどこ行こうか
靴と服
買わなきゃね
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