たより

風に乗って僕らは過ぎてく空の中
曇に咲いた期待を抱き寄せ
飛べそうな気がした
会えますように

先へ先の先へ
足が明日へ駆け出してく方へ
越えて越えて
君のその手を思い出したから

星を待った僕らのまるい瞼の中
小さく光った言葉を包んで
零れないように
君の元へ

先へ先の先へ
急ぐ声があばれ出しそうだ
越えて越えて
君の隣で笑える日まで
この手に引かれるように
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