朝の日差し

時計の針 指で戻したり ぐるぐる回してみたり
そんなふうに 時を簡単に 思い通りにできたら

巻き戻して 白紙にして
次はその手 追いかけるのに

君がいない こんな世界なら
手放しても許されるかな
朝の日差し 眩しくて痛い
少し目を閉じるよ

時計の音 僕の生きる音 深くて暗い谷底
差し伸べてよ 誰か助けてよ 君のいない世界から

針回して 記憶全て
失くせたら楽になれるかな

君がいるよ 胸の中にまだ
なにをしても消せはしないから
君の笑顔 思い出の全て
煌めいて痛いよ

何度も回して もしも生まれ変わって
また君に出会えるのなら
どんなに苦しくてもいい
もう一度抱きしめたい

駆け巡るよ 忘れられないよ
君が僕の全てだったから
朝の日差し 眩しくて痛い
少し目を閉じるよ

君がいるよ 僕の真ん中に
あの日から変わらないままの
君の笑顔 守り続けるよ
僕の胸の中で
君を終える日まで
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