アオイハル

重たい制服 重たいカバン
汚れた下駄箱の文字
でもなんでかな
今になってさ
もうちょっとだけあの時間が
続いていたならなんて
思ってしまう

ゆっくりと離れてくバイバイに
降り積もる想いは
気づかないふりして

また会える そう会える
それはわかってても
君の声がしない
明日が切なくて

褪せた校舎を映す 君の肩に
開きかけた桜がこぼれ落ちた

時計の針見つめる昼下がり
眠たくなる先生の声
でもどうして
今になってさ

もうちょっとだけあの暖かさに
包まれてたいなんて
思ってしまう

焼ける空
廊下伝うチャイムと
こだまする毎日が
遠く離れていく

また会える そう会える
それはわかってるけど
君と交わす今日が
記憶に変わってく
穏やかな陽と一人吹く風に
ひとひらの花びらが優しく舞う

花になる
あの日々が
明日を導く
ずっとそばで
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