其れでも花よ、咲け。

どんなに寒く厳しい冬も
花は その時を待つ

やがて訪れるその日まで
いつか誇らしく咲く日まで
今春は見えねど 季節は巡りゆくもの

深い闇 絶望に 潰されそうでも

其れでも花よ、咲け。
雪はきっとまた溶けるから 春は来る
今も変わらず そこに光があるのなら進むだけ
たとえこの身が 朽ち果てようとも

凍えそうな 震える夜
私を 支えたのは

幾つもの暖かな声でした
喜び 哀しみ 分かち合い
共に春を待つ儚き者達の声でした

幾度もひび割れて 張り裂けそうでも

其れでも花よ、咲け。
どんな吹雪でも終わるから 春は来る
今も変わらず そこで君が笑うのなら進むだけ
たとえこの身が 朽ち果てようとも

月影も見えず いつまであくがるや
全ての終はる気せり 渦の中で

其れでも願うだけ
終わらせる理由などないから 春は来る
今も変わらず そこで君が笑うのなら進むだけ
その先の 光へ

それでも花よ、咲け。
雪はきっとまた溶けるから 春は来る
今も変わらず そこに光があるのなら進むだけ
たとえこの身が 朽ち果てようとも
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