まっこと男花

意地と根性は 肩身がせまい
そんなご時勢 わかっちゃいるが
自分が行く道 こうと決めたら
命をかけて
命をかけて 貫き通す
これがまっこと 男花

渡る世間の 無情の風に
いつか流され 転転てんと
口惜しさつらさの やり場のなさが
夜ごとの酒に
夜ごとの酒に 心潰して
男泣きした 日もあった

あると思うな 近道なんか
腹を括れと 殴ったあの日
涙で育てた 苦労の木には
男の花が
男の花が 一輪凛と
明日は見事に 咲きはえる
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