男泣き

俺の命の 半分に
なれたらいいと お前は泣いた
後ろ姿の 細い影
男の勝手な あのより道が
こんなにお前 傷つけた
抱いてやりたい もう一度強く あぁ男泣き

忘れられない 残り香は
今でも俺を 包んでいるよ
みぞれが小雪に 変わる夜
この酒しみじみ 心に沁みる
連れて行けない 女(ひと)だから
せめて幸せ 掴(つか)んでほしい あぁ男泣き

生まれ変わって 逢えるなら
今度はきっと 離しはしない
愛しいお前と 肩寄せて
歩いてみたいよ 陽(ひ)だまりの坂
俺のぶんまで 幸せに
愛にはぐれた 二人の人生(はる)に あぁ男泣き
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