1095日

夢の終わりに 手を振れば寂しいから
いつも通りでいいよ
誰もいなくなった校舎のチャイムだけ
思い出につづく春のままさ

バス停でたわいもない話しをして
気づかないふりをした
それぞれの明日の停車場へ
ひとりまたひとり背を向け歩く

さよなら 広がる街に
1095日のドラマ達が息づいて 黄昏
燃えているようで 燃えているようで

片方ずつのイヤフォン ふたりで聴いた
きみの好きなバンド

日がまだ長い季節の放課後のこと
帰り道川面が光ってた

卒業だなんて遠い日の
他人のことと思ってた
コップいっぱいの水みたいな
涙の表面張力 崩れ

さよなら 広がる街に
1095日のドラマ達が息づいて 黄昏
燃えているようで 燃えているようで

ありがとう 広がる街に
1095日のドラマ達が息づいて 太陽
燃えているようで 燃えているようで
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