はじまりはじまり

降りしきる雨に身を潜めて眠ってた
木の葉の裏で
砂嵐の様なタイヤの音が聞こえる
それだけでいい

ねぇ 今更起こさないで
もう 遠い昔に置いてきたこと

ほら 見せつけてる
あなたの笑み
私なんてもう忘れました みたいな

振られたのは コチラなのに
君が私にくれる 痛い痛い仕返し
暗い暗い暗い暗い暗い
暗い孤独という苦しみを

狂ったままで刻み続けてる時計の
針は戻さず
思い出せない夢に未練などないように

目覚めてくのね

もう あなたの勝ちでいいよ
ねぇ あとどれくらい振られればいい?

ほら 泣いているわ
止まらぬほど
君が私に流した涙くらいに

とどめ刺して 気が済むなら
君が私にくれる 苦い苦い仕返し
紅い紅い紅い紅い紅い
紅い愛という名の屈辱を

どうせ 幸せそうに笑うんでしょ?
私なんてもう覚えていない みたいに

振られたのはボクの方 と
君が最後にくれた 痛い痛い仕返し
長い長い長い長い長い
長い悪夢のはじまりはじまり
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