僕といた方がいいんじゃない

僕と別れて何十回目の夜を越えたって
たまにでいい 季節が変わるたび
思い出してほしいんだ
時が流れてほんとブサイクになったねって言葉
あれ冗談って言ったけど
本当のとこは何も言えないままで

体からあなたの香り
午前4時の気だるさ
ベランダに抜ける
柔らかい風にまだ
寂しさとやるせなさまだ
感じてしまうから
きみだけはさよならなんて
言わないでいて欲しいんだ

いつだって僕たちは
間違ってきたからさ
何だっていいことなんてさ
何一つ無かったんだ
眠ったって夢の中で
あなたのことばかりなはずなのに
すれ違ってあれもこれも変わってた
いま誰の隣で

僕と別れて何十回目の夜を越えたって
たまにでいい 季節が変わるたび
思い出してほしいんだ
八畳一間のラブストーリー
さよなら僕のリリー
あれ冗談って言ったけど
明日なんて来なくていいと思ってたよ

溜まってく食器の数
カレンダーの印の数
玄関に並ぶ靴の数と
少し広くなった部屋と
何かの間違いでまた
気が変わったその時は
くたびれた靴で
迎えに来てよね

僕と別れて何十回目の夜を越えたって
たまにでもいい ほんと1秒だけ
振り返って欲しいんだ

抱きしめてもこぼれ落ちて
まだ冷めない夢見させて
ずっとずっと可愛い人よ
僕と別れてほんとブサイクになったな

僕と居たほうがいいんじゃない
×