岐路に立つ君へ

まだ若かった俺達の道を
疑いもせず歩いてきた
離れ離れの距離は程よくて
曇る心に澄んだ友情

子供を抱いた写真には
昔のままの笑顔が残り
かけがえのない日々を
俺だって信じてるんだ

友よ 泣かないで その涙は
その子の祝いにとっておけ
ああ うつむいた親父じゃ
カッコつかないだろ

そろそろオマエも体気遣えよ
もうオマエだけの未来じゃない

雪がとけて春が来れば
暖かい風が背中を押す
わだちに足をとられ
それでも歩いてくんだ

友よ 今はまだ 俺達の
時代じゃないってだけだぜ
ああ その時が来るまで
カッコつけててくれ

遠く離れた街でまだ
俺もその時を信じているから

共に歳をとり あの頃より
俺達まるくなったけど
ああ 錆びついた心は
まだ枯れちゃないだろ

友よ 泣かないで その涙は
その子の祝いにとっておけ
ああ うつむいた親父じゃ
カッコつかないだろ
カッコつかないだろ
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