そんな暮らしの中で

歩き始めた子供の
笑い声が響いてる
そんな暮しの中で
芽ばえ始めた「何か」を
大切にして生きるため
日々の暮しがある

時計の針が時を
流しているわけでもなく
明日の朝
新聞の日付がただ
変わっているだけのこと

2センチ足らずの雪が
科学の街 東京を
一日でぬりかえる
その変わらぬ雪の色に
人は何を思うのだろう
変わりゆくこの日々に

寒さの中に
かくれているのは
暖かさなのだから

冬の朝
目覚めたときの
あと五分の幸せを
誰もが知ってる
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