Resonant fragments

ざわめく景色 動けない現実が
無数の影に やがて飲まれていく
そっと踏み出す 薄暗い泥濘へ
掴んだ両手を強く強く握り

気高いその眼が 見透かす真実
塞いだ扉をなぞる
裏切り、絶望、全ての過去さえ
包み込むように...

途切れぬまま 奏でる鼓動(こえ)が残した fractions(こえ)
彩られた感情を結ぶ 失えない日々のぬくもり
聞こえないほど小さな嘆き 残さず集めたら
繋ぎ合わせた孤独が今、絆に変わっていく

濁った意図に 惑わされる前に
あの日の君の 笑顔思い出す
晒け出された 解け合う幻想へ
僕らは再び深く深く潜る

光を無くした誰かの涙が
冷たい雨へと変わり
滲んだ言葉と共鳴するように
混ざりあっていく

色を変えた世界を越えて 掴む monologue
壊れそうな心を伝い ゆっくりと廻る歯車
形を求め射し込ませた いつかの思い出が
向かい合わせた傷跡 ただ優しく癒やしていく

悲しいほど優雅になびく儚い命が
ひとつ、ふたつ、揺らめいた刹那 流れ出す時の彼方に
選び取った『明日』を信じて 歩き続けていく
けして消えない希望がこの世界にある限り
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