手紙

ツタ絡む白い壁 少し開けた窓へ
夢見がちな君へ 風の彼方からの手紙

予期せぬ言葉に かなしみ忘れて 心の庭園(にわ)まで
花で飾られ 充たされて
探していたものが なんだか わかりかけてくる
それから それから

春のラナンキュラスと 夏を待つヒマワリ
夢見がちな君へ そっと花言葉も添えて

予期せぬ手紙は 降りしきる長雨も
故い歌のように 優しく 説いて 終わらせた
暗くて深くても明けない夜などは来ない
明日は明日

それなら それなら 明日は?

ツタ絡む白い壁 少し開けた窓へ
夢見がちな君へ 風の彼方からの手紙

予期せぬ言葉に かなしみ忘れて 心の庭園まで
花で飾られ 充たされて
探していたものが なんだか わかりかけてくる
それから それから
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